Overwatchにおけるサポートと構成とのシナジー
OWを多少触り、ゲームに慣れてきてランクマッチにチャレンジする人や上達していきたい人向けの記事になります。
サポートの選び方
サポートを選ぶ際に注意しておきたいことをまとめたいと思います。
OWには構成によってコンセプトが変わり、その強さも大きく変わる。
まずサポートは基本的に周りに合わせることが必要。始めたばかりの人は自分が好きなヒーローをやるのが一番だが、勝ちを意識するのであれば気を付けていきたい。
サポートヒーローを選ぶ際に着目する点をまとめる。
メインサポートとフレックスサポートという考え方
サポートはメインとフレックスという分類がしばしば見られる。
”メインサポートはヒールやバフが重要な役割となり、フレックスサポートはメインとそれ以外の役割が含まれているもの”
”そしてそれは絶対的な位置づけがあるわけでなくサポートキャラの組み合わせによってメインとフレックスは変わる相対的な考え方”
あくまで1つの指標として、
メインサポートに挙げられるのはルシオやマーシー、モイラなど。
フレックスサポートの代表はアナやゼニヤッタ、バティストなど。
これはあくまで指標の1つであり絶対的なものでは無い。先に述べたようにサポート同士の組み合わせによってメインとフレックスという概念は変わってくる。
っていう認識をしているがもっといい表現はあると思う。
実際に具体例を挙げてみる。
ルシオは広範囲ヒールとスピードブースト使って集団戦に影響を与えるのが主な役割。プライマリーでのダメージはそもそも期待されていないし集団戦にそれを期待している人は少ないだろう。
もちろんダメージがだせればそれはより素晴らしいことには変わりないが。
ゼニヤッタはヒールもそうだが、それと同じくらいプライマリーによるダメージソースと不和のオーブによる集団戦の影響が期待されるキャラ。
アナ & ブリギッテ
この組み合わせではどちらも仕事量の多いフレックスサポートとなりうる。
ブリギッテはそもそも回復に条件や上限がある。故に近距離での集団戦でなければ爆発的なヒールは見込めない。
アナはコンスタントなヒール量もあり、どちらかというとアナがメインサポート寄りになるが強みである阻害瓶やちょっとしたダメージを出すことも忘れてはいけない。
なのでメインサポート寄りとはいってもやることはフレックスサポートとしての役割とほぼ変わりは無い。
サポートは原則イキってはいけない。キルすることよりも死なないことが集団戦に影響を与える。
イキリルシオなんて言葉が生まれるのもルシオがメインサポートだからこそなのである。
基本的にはメインサポートとフレックスサポートそれぞれがいるのが好ましい構成といえる。
あるいはヒール量が足りるのであればダブルフレックスサポートなども強い構成。
タンクとのシナジー
OW2になり、タンクがゲームに及ぼす影響が大きくなったことでタンクに合わせてサポートを選ぶのも一つの基準になる。
まずラインハルトやオリーサといった比較的機動力が悪く、ジリジリと戦闘のラインを上げるタンク陣。
機動力を補うためにルシオが代表的なピックになる。また近距離での大きなヒール量やスキルが活用しやすいモイラやバティスト、ブリギッテなどもこれらのタンク陣とのシナジーは高い。
逆にシナジーがないヒーローとしてはマーシーが挙げられる。ガーディアンエンジェルによる機動力が売りのマーシーだが、地に足を付けたタンク陣ではその強みが生かせない。
次にウィンストンやレッキングボールなどのダイブタンク。
機動力に優れたタンク陣にはやはりゼニヤッタやアナがシナジーとしては高い。ゼニヤッタの調和のオーブは一度つけてしまえば長距離でもヒールを続けられる。不和のオーブとダイブとの相性も抜群。
アナもゼニヤッタと同様遠距離からヒールも可能で、阻害瓶によるキル関与も見込める優秀なサポート。
ルシオなどもシナジーは高く、タンクをサポートするというよりもその他のサポートやダメージ陣をタンクのダイブのスピード感に合わせてあげることでタンク陣との足並みを揃える。そうすればダメージ陣がダイブタイプのヒーローでなくともタンク陣とのシナジーも高くなる。
現在のトップティアに位置付けるキャリータンクのDvaやザリアにはルシオやアナ、ゼニヤッタあたりだが両ヒーローのキャラパワーで大体のサポートに合う。タンクが死なないようなヒール量とキルへのサポートが出来るヒーローが好ましい。
今作でタンク陣はキャリーロールになったのでサポートを選ぶ際のわかりやすい一つの指標になったと思われる。
ダメージとのシナジー
基本的にはアナとゼニヤッタを使っていれば困ることはあまりない。
フランカーDPSにも遠距離からヒールすることが出来るし、その他にはベタ足でヒールできる。
フランカーがいるにも関わらずルシオ、モイラ、マーシーでサポートを構成するのはよくない。シンプルにヒールが回らないからワンピックをとる仕事のフランカー陣がワンピックとってもそのまま死ぬだけになってしまう。
せっかくの人数有利を無駄にしてしまう形になる。
特殊な例としてファラやエコー。エコーは強いていえばだが。
ファラを出すならマーシーは欲しい。通称ファラマと言われるファラマーシーはヒットスキャンが必須となりダメージヒーローだけでは処理しきれずチーム全体で意識しないといけない。
低ランク帯を抜けたいダメージプレイヤーはファラマやっておけば抜けられる。
サポート同士のシナジー
基本的にメインサポート2人にはならない方がいい。
それはヒール量が過多になり、手持ち無沙汰になってしまうことが大きな要因に挙げられる。
フレックスサポートならばヒールも片手間に他の仕事も出来る故にやることが無くなることもないし集団戦への影響も大きい。
良くない例
これは典型的なダブルメインサポートの例。そもそもマーシー自体やることが少ない、ルシオも敵への影響力の少ないヒーローになるので二人共が同じものを見てしまうことになる。
まぁヒール量は多いだろうし全体の生存率は高いだろうが決定力に欠いているしダメージヒーローとの相性も悪くなりがち。
敵への影響力と集団戦の決定付けるワンピックの影響力もある。
ランクマッチなどでは基本的に相方のサポートとのシナジーを意識することが大切かと思う。
相方がメインサポートを選んでいるならあなたはフレックスサポートを選ぼう。
そして時にはダブルフレックスサポートにしよう。
ダブルメインサポートにはしないようにしよう。
その他のポイント
パーティを組んでいるかどうか。
試合後半になれば力量が見えてくるのでキャリーしてくれそうなプレイヤーに合わせる。
ファラが出ていようとダメージを出さないならマーシーから他のヒーローにスイッチしても構わない。
エイムのいいソルジャーがいればダメージの出さないゲンジがいてもナノブーストはソルジャーにつければいい。
総括
結局のところ、フレキシブルに対応しなけれならない。
つらつらと書き連ねたが、これらはあくまで目安に過ぎず妄信してはいけない。
何事も柔軟に対応しよう。